協同組合学 公開講座『北大を散策しながら農協を考える』開催

6月2日(土) 北海道大学構内は60回目を迎える「北大祭」で大賑わいです。 そんななか、JAさっぽろでは同大学大学院農学研究院と連携し、組合員の皆さんを対象に“北海道大学のさまざまなイベントへの参加や構内の施設見学”と“協同組合について学ぶ機会を提供”する協同組合学公開講座『北大を散策しながら農協を考える』第1回講座を開催しました。 第1部は「北大祭」散策です。中国や韓国からの留学生にメインストリートを案内してもらいました。
メインストリートには200を超える模擬店が出店しており、世界各国の料理を楽しむことができます。
第2部は、北海道大学大学院農学研究院 坂下明彦教授による『ファミリー~協同組合における生産と消費のユニット~』をテーマとした講義です。
講義では、坂下教授から 『日本では“家族”が農業生産と食生活の単位であるが世界的に見るとそうとは限らない。』 『家族が農業生産と食生活の単位であるという場合、その持続性を維持するために、近代になって弱い者同士により協同組合が作られてきた。』など、『農業と食をささえる家族のゆくえ』や『農協のレーゾンデートル(存在意義)』について分りやすく解説していただきました。

一人はみんなのために、みんなは一人のために〜これは世界の協同組合の合い言葉です〜

組合員の皆さんを対象とした協同組合学 公開講座『北大を散策しながら農協を考える』。 次回は、8月18日(土)に開催します。 第1部は、今年で9年目を迎える「北大マルシェ」を楽しみます。「北大マルシェ」は、食に関するさまざまな課題に関心を持つ学生たちで企画・運営しています。今年度のテーマは“MOTTAINAI”です。 第2部は、北大大学院農学院 社会人大学院生 金丸大輔氏による「フード:食料の確保および食の安全・安心を支える農協の事業とその役割」をテーマとした講義です。 JAさっぽろでは、今後も北海道大学大学院農学研究院と連携して「知っているようで知らない協同組合(農協)」についての理解を広げる活動を展開していきます。