JAさっぽろでは、今年度も新入職員を対象とした農業実習を実施。この実習は札幌伝統野菜を守る「食の襷プロジェクト」の一環として行なわれ、収穫から流通・加工・販売まで、農産物が消費者のもとに届くまでの一連の流れを実際に体験できる、貴重な機会となりました。

研修初日。清田区の札幌大球の圃場では、生産者の吉田 照一さんと軽部組合長から温かいご挨拶をいただき、実習がスタートしました。
さらにこの日は、料理研究家の星澤 幸子先生も特別参加され、新入職員の皆さんは収穫したばかりの札幌大球を「星澤先生オリジナル味噌」を添えて試食しました!
「甘みがあり食感も良くて、生で食べても美味しい!」と、初めて味わう採れたての札幌大球の美味しさに感動の声があがりました。
札幌大球は、一般的なキャベツとは比べものにならないほど大きくて重い、札幌伝統野菜のひとつ。
10kgを超える札幌大球をひとつひとつ収穫し、重さごとに仕分けてトラックに積み込む作業は、想像以上の体力仕事です。
「普段食べている野菜がどのように生産されて消費者の元に届くのかを実際に体験し、農協職員として農業の現場に対する理解や考えを深めることができました」と、参加した職員も語ってくれました。
翌日は、同じく吉田 照一さんの圃場で札幌白ゴボウを収穫し、清田経済店にて札幌白ゴボウの選果作業を体験。
泥やひげ根を丁寧に落とし、規格ごとに袋詰めする作業は、根気とチームワークが求められます。
「見た目をきれいにするだけでなく、出荷先で気持ちよく受け取ってもらうための丁寧さや工夫が大切だと感じました」と、品質を守る現場の工夫にも気付くことができました。
実習の最終日には、地物市場「とれのさと」で札幌伝統野菜を使ったスープカレーや漬物用野菜を販売!
奥芝商店様とのコラボレーションによるスープカレーは、札幌大球や札幌白ゴボウ、札幌黄など、3種類の札幌伝統野菜をはじめ、10種類もの札幌産野菜を贅沢に使用。
参加した職員からは「実際に収穫した札幌伝統野菜を使ったスープカレーは、美味しさ倍増でした!」との声も。
直売所での調理や販売業務を通して、「農業と食の繋がりを改めて感じる貴重な経験になりました」と、農産物が食卓に届くまでの流れを実感することができました。

今回の実習を通じて、新入職員の皆さんは札幌の農業や伝統野菜の魅力を体感しました。
ご協力いただいた吉田 照一さん、奥芝商店様、星澤 幸子先生をはじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
JAさっぽろでは、今後もこうした実習を通じて、職員ひとりひとりが地域農業への理解と愛着を深めてまいります。