札幌伝統野菜

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明治時代、開拓使が置かれた札幌は、北の農業技術を構築する拠点となり、様々な作物・品種が栽培されてきました。故に「サッポロ」と冠のつく品種名の作物が多く誕生しました。それらは、先人たちの手により札幌の気候や風土に合わせて改良されてきましたが、時代の流れとともに形が揃って病気に強いF1品種(一代交配種)が主流となり、その姿を消していきました。

JAさっぽろでは、札幌の宝ともいえる伝統野菜に注目し、平成26年より栽培・普及の取り組みを始めています。

【札幌伝統野菜の定義】
  1. 札幌市内で栽培された野菜であること
  2. 品種名に「サッポロ」の地名がついていること
  3. 現在でも種子(苗)があり、生産物の入手(栽培)が可能なもの
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札幌大球(キャベツ)と札幌黄(タマネギ)は、食の世界遺産「味の箱舟」に登録されています。

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札幌大球(キャベツ)

収穫時期
10月下旬〜11月下旬

札幌大球は、その名のとおり、直径50㎝、重さ10㎏を超える巨大キャベツです。明治の初期にアメリカから3種類のキャベツの種子を輸入し栽培したのが始まり。交配を繰り返し、自家採種をしていく中、北の大地と食の利にかなった大きなキャベツが誕生しました。冬場の貯蔵で外側が傷んでも食べられる部分が確保されることと、肉厚でしっかりとした食感が特徴。昭和の初期には、主に漬物用として広く栽培されるようになりましたが、漬け物需要の減少やその重さから農作業の負担が大きく、生産量は徐々に減少していきました。
復活を遂げた札幌大球は、その食感だけでなく、甘くて風味が良い味そのものにも関心が高まり、市内の飲食店や食品メーカーで使用されているほか、学校給食にも提供されています。

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サッポロミドリ(エダマメ)

収穫時期
8月上旬〜9月初旬

雪印種苗株式会社が開発を進め、1974年に種苗登録された札幌発祥の枝豆です。8月上旬から収穫期を迎える早生品種で、茶色の産毛がなく鮮やかな緑色が特徴。実入りがよく甘みがあるため、国内でもトップクラスの人気品種になっています。

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札幌黄(タマネギ)

収穫時期
9月初旬

肉厚で、加熱すると甘みが増すのが最大の魅力である札幌黄。もともとアメリカ産の「イエロー・グローブ・ダンバース」というタマネギが原種といわれています。それは、味も形も悪く保存もきかないものでしたが、農家が自家採種する中で改良を重ね、優良な品種として確立され、札幌黄が誕生しました。しかし、形が不揃いで病害虫に弱いことから、病害虫に強く大きさも均一なF1品種(一代交配種)への転換が進み、いつしか「幻のタマネギ」と呼ばれるようになりました。 現在は、「日本のタマネギ栽培発祥の地」とされる東区を中心に栽培農家が増え、その味に魅了されたファンが急増しています。

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札幌大長ナンバン

収穫時期
7月下旬〜10月中旬

明治中期に岩手県南部地方から導入され、北海道の気候と風土に適するように変化を遂げた品種です。辛みは結構強めですが、佃煮などにしても美味しいです。

札幌白ゴボウ

収穫時期
9月下旬〜11月上旬

明治に始まった北海道のゴボウ栽培。当時栽培されていた、直根で白茎の品種を「札幌」の呼称で定着させたのが由来といわれています。

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